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スタートアップキャリアの思わぬ始まり方 (2020/4)

  • Yas Kohaya
  • Apr 1, 2020
  • 2 min read

3/2は第2のキャリアをスタートさせる人生最大の日であったが思わぬスタートとなった。その前の週までJobyで働くための就労ビサ取得のために家族と共に日本に帰国していたのだが、ちょうどその頃日本でコロナウィルス感染が騒がれ始めた時で、アメリカに戻ってきたら感染を恐れたJobyの人事が私の出勤を禁止したのだ。まさに波乱のスタートとなった。その後アメリカでもCOVID-19感染が急拡大し、シリコンバレーやサンフランシスコ周辺の郡が”Shelter-in-Place”(外出禁止令)を発令したため、在宅勤務が全社員に拡大し、なんと入社から7週間経った今も出社できない状態が続いている。


しかし、そこはシリコンバレー。ITシステムが充実していてリモートでも必要な情報にはほぼ全てアクセスできるので、思ったほど不自由ではない。入社してまず驚いたのが、Jobyという会社が想像以上にフラットでオープンな組織であること。実力主義でマネジメント管理をしない会社とは聞いていたものの、ここまで一人一人が高いモチベーションを維持して自発的に会社を回している組織もそうないのではないか。TV会議に出ても上下関係を意識することなく自由な意見が飛び交い、活力ある会社であることがパソコンのモニターからでも伝わってくる。創業から10年が経ち、450名以上規模の組織に成長したことを考えれば、もっと「縦」の仕組みが出来上がっていてもおかしくないはずだが、そうならずにここまでこれたのもCEOのリーダーシップと求心力の賜物だろうと想像する。私がシリコンバレーに来るようになってから10年、そして駐在を始めてから6年が経ち、それなりに様々なベンチャー企業の姿を見てきたし、トヨタ本社のしがらみから開放されて所謂「シリコンバレー流」の仕事を実践してきたつもりだが、それでもこの会社のフラットさには驚かされる。こんなに複雑、且つ誰も実現したことのない「空飛ぶタクシー」という技術をどうやってこのような組織とスピードで実現してきたのか。それを内部から学ぶのがとても楽しみだ。

 
 
 

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